自作ドラマを作るに当っての苦悩の日々
topページをごらんいただきました皆様は、わたくしが
演奏家
だということをわかっていただけたと思いますので、
ここではオリジナルドラマを作るにあたっての挿入段階として、
それまでの苦悩の日々をご紹介します。
自作ドラマの第1段は、20台前半の頃にやったことがありますが、
このときは、2話で終ってしまったという大失態でございました。
それから約15年後の、2005年 5月に、音楽を作る上で、
我々視覚障害者でも使えるシーケンサーがないかと、
あれこれ検討していたところ、yamahaの製品で、
たいへんコンパクトなシーケンサー(QY100)という、
頼もしそうなパートナーに出会い、5月の末に早速購入しました。
しかしながら、我々視覚障害者が必ずと言っていいほど最初にぶつかる壁は、
メーカーによって操作をしていくボタンなどがグループ化されている場合に、
その癖と仕組みを頭に叩き込むという、たいへん気が遠くなるような作業なんです。
しかし、それをクリアしていかないと、使用することは不可能ですし、
購入してみたのはよかったけど、
「宝の持ち腐れ」
という結果に終ってしまう危険性もないとは言えません。
それからがほんとうの戦いでした。
わたくしがQY100を購入したのは、5月29日のことでした。
まずは最初の目的(各トラックの録音方法)についてマスターしようと思い、
本体のボタンが幾つあるかを確認し始めました。
だいたいのボタンの位置を頭に入れ、早速物は試しと思い、
適当に押してみました。すると、
「ぴっぴっぴっぴっ」
と音がしたんで、これが録音だと思っていろいろやってみました。
でも、今度は、最初に取った1トラックの次の、
2トラックに録音する方法がわからずに、いろいろやっているうちに、
作業を始めてから二日目の昼くらいに、
予想もしていないハプニングに襲われたんです。
左半分の鍵盤の音が無音になってしまい、万事急須。
さあ、この後どうなったかは、またのお楽しみ。
本体データを0に戻す
鍵盤の左半分が音が出なくなったあと、
すぐに相棒のなおちゃんに、
「これ以上の操作は目がないとだめらしい。
なんとか手を借りたい」
とのメールを書いて送り、
次の日になおちゃんに来てもらって、
でこぼこコンビ2人だけの、途方もない原因の究明が始まったんです。
そんな中、全てを0に戻す機能があることを突き止めた我々は、
録音データがなかったために、その機能を使って、本体を0に戻しました。
まあ結果は勿論、元に戻ったんですが、
「いらんところは触らない方がいいなぁー」
との伴性は残りました。
やっと元に戻ったnewface(QY100)を駆使し、
再度16トラック録音に着手しました。
グループ化されているボタンの操作を覚えたらそれの応用編なので、
まずは録音の手順を確認しながら一歩ずつ進んで行きました。
取りあえず、1トラックのところに、適当に弾いたピアノの音を録音し、
それを聞きながら、たぶんこれが2トラックだと思えるような場所に入り、
録音ボタンをon。するとどうでしょう。
先ほど取ったピアノの音が聞こえてくるではありませんか。
「やった やったぞぉー」
このときの感動は今でも忘れることはできません。
これで、また音楽作りが広がるなと確信したわたくし、
録音の基本が飲み込めてからはほんとうに速かったんです。
その後、いろいろな曲を録音し、
パソコンに取り込んで保存するという作業をやっておりましたが、
さらに大きな課題が待ち受けていたんです。
続きはまた今度。
録音したデータがモノラルに
QY100の録音方法について、鉄の根性で辿り着いたわたしでしたが、
しかしながら、またまた大きな壁に阻まれてしまったんです。
それは、ノートパソコンの知命的な欠点、
録音した音源がモノラルになってしまうという悲しい状況を迎えていたんです。
QY100で録音したデータは最高なステレオ音源にて録音されているのに、
内のパソコンちゃんはマイク端子とイヤホン端子しかないし、
ほんとうに悔やんでも悔やみきれないくらいでした。
そんなときに、インターフェイスと言う機材があることを知り、
最高な音で録音しているデータをそのまま残したい。」
と強く思うようになり、
思い切ってインターフェイスを購入しました。
最初はうまく繋がっていなかったり、
こりゃぁー空振りかぁー
と思ったり、
ほんとうにやきもきさせられましたが、
ちょっとしたデータを録音してパソコンに取り込んだときに、
スピーカーの左右から、音が出ていることが確認できたときは、
ほんとうに天にも昇るような気持ちでした。
さあ、ここからがまたまた奇跡的なことが怒る訳ですが、
それはまた今度。
完結
突っ走れ newface QY100
ついに、録音した音がステレオになったことを確認したわたしは、
喜びと感動で胸がいっぱいでした。
それからというもの、コピーされた曲をアレンジしておりましたが、
あるとき、マイクを差し込んで
あ
と言ってみたところ、
その声が、みごとにQY100から聞こえてきたんです。
そのとき、迷いもなく、
「よっしゃぁー ドラマをやろう。
自作ドラマを作ってみよう」
と決意したんです。
それから、少しずつ書き貯めていた曲を、
QY100本体に録音し、パソコンに保存する作業が始まりました。
録音データが7曲ほどになってきた7月の頭に、
今度は、ドラマで使うための効果音の収集が始まったのです。
これは、かなり苦心するだろうと予想して作業に入りましたが、
思った以上に骨が折れる作業でした。
あまり変な音のものは使いたくない
とか、
この作業だけに時間を浪費したくない
とか、
ほんとうに体力と気力との戦いでもありましたが、
まあまあいい音のものが保存出来たので、
このままドラマ作成に入ろうと思い、
下準備に入りました。
まずは、ドラマのtitleをどうするかを検討しました。
その結果、刑事ドラマファンのわたくしは、
人情刑事集団が巻き起こす、
涙
と
笑い
のドラマ、
本庁 特捜班
とtitleを決め、
それからというもの、登場人物の声の研究が始まり、
全ての登場人物の声の出しかたを体に覚えさせたのです。
作成までにはそんなに時間が残されていなかったために、
見切り発車でのstartとなったんです。
以来、作り始めてから一ヶ月くらいは、
他の登場人物の声を出したいと思っても声が元に戻ったり、
なかなか声を変えられなかったりと、苦労しましたが、
それでも、昨年の7月にstartして以来、
20話という超大作になったのでした。
現在では、収録のやりかたは勿論のこと、
音楽をどの辺りで切るかとか、ここで差し替えようとか、
いろいろな小技が出来るようになりました。
前作
本庁 特捜班
の続編として、
新 本庁 特捜班
とtitleを一新し、
8月よりstartの予定です。
いかがでしたか。
ここまでのいろいろな作業を通して、
やっとドラマ作成にこぎ着けた訳です。
いつまで続くのかとよく聞かれますが、
たぶん倒れるまでやるでしょうね。
皆さん、
新 本庁 特捜班
を宜しくね。
さあ、突っ走れ
newface QY100
本庁 特捜班 詳細ページ
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